年の瀬に思い出す不朽の名作/サントリーオールドcm



年の瀬がくると、なぜか思い出してしまうサントリーウイスキーオールドのcmです。
以前にもこのブログでご紹介しました。

『不朽の名作cm/サントリーオールド「家族の絆」シリーズ』
 
心に響くこの名曲は、小林亜星作曲の 夜が来る

この1979年版のcmは、出演が時の人だった 開高健さんでした。

開高健さん(1930年〈昭和5年〉12月30日 ~ 1989年〈平成元年〉12月9日)は、日本の小説家で主な著書として『パニック』『裸の王様』『輝ける闇』などがありますが、主として、趣味の釣りの方が有名で、世界各地での体験を綴ったエッセイ『フィッシュ・オン』などがよく知られています。

この昭和54年当時は、日本国内では有名人の一人でした。

それにしても、サントリーオールドcmで、不朽の名作として、後世に伝えられることになった ”夜が来る” は、何度聴いても、素晴らしいです。

何とも言えない郷愁の思いに駆られるのはわたしだけではないでしょう。

子どもの頃、このスキャットの意味が分かりませんでしたけれど、スキャットというのは、特に意味がなくわからなくてよかったのですね。大人になってからそのことを知りました。




それにしても、この時代のcm及びcmソングには、心に残る名作が多かったです。

何と言うのでしょうか、製作者の主題が伝わってくるような作品が多かったです。

だから、大昔のcmが今も心の中に生きているのでしょう。


この頃は、戦後の焼け野原から復興した日本が、世界第二の経済大国として最も輝いていた時代でした。

そこでは、世の中を反映して、良識のあるテレビ番組、良識ある子供番組、テレビcm等々が、今よりもずっと多く存在していました。


終戦直後の焼け野原だった日本を、見事に復興させてくださったのは、紛れもなく戦争を生き残った戦前世代の日本人です。

この方々の血の滲むような努力がなかったら、日本の繁栄はありませんでした。

この曲を聴くと、改めて昭和の時代を思い出すとともに、この日本を復興させてくださった多くの先人の方々に感謝の想いでいっぱいになるのはわたしだけではないでしょう。


素晴しい日本を、取り戻して行きたいと願っています。


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